ハワイ大好きおじさんの〈ハワイ路地裏探検隊〉  by北嶋茂

『ハワイ大好きおじさんのアロハ!最後のわがままひとり旅』その後

ハワイ路地裏探検隊・・・といっても、時々、カラカウア通り歩きます。怖いから、ビルの谷間や暗い夜道は歩きません。そして、「隊」と名付けていますが、群れません。「ひとり隊」が基本です。そんな軽~い路地裏探検隊ですが、確かなのは、高級レストランや高級ホテルには出没しないこと。そして、移動は徒歩とバスが基本。そんなことだけが隊員規則かもしれません。 ハワイ話を中心に、たぶんそれだけではもたないので、日常のたわいもないこと(10円拾ったとか)を綴ります。さて、いつまでお店を開けていられることやら・・・。

空港で2時間使う方法〈いざ出発5〉

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カピオラニ公園


 出発まで、あと2時間もある。街中で2時間使うのは、なんてことはないが、空港という狭い世界で2時間使うのは、たいへんだ。
 ひとまず、落ち着きそうな地下の喫茶店に行くことにした。成田空港駅がある地下は、殺風景なものである。閉塞感すら感じる。そんな所に、前述した1軒の喫茶店がある。1軒だけだけれど、さほど混雑していることがない。そこでコーヒーでも飲みながら、旅程について考えることにした。

 行ってみると、なんと混んでいた。座れないこともないけれど、混んだ空間に身を置く気になれず、また来た道を戻る。
 戻るといっても、基点となる所などないのだから、これは、つかの間のホームレスさん状態ということなり、さてどこに身を置こうか。困った。とりあえず、到着ロビーまであがって、空いている椅子に座ることにした。
 これが仮の我が家となり、とりあえず放浪者ではなくなった。しばらくここに座って、ハワイのことでも考えよう。と、座っていたのだけれど、なんだか落ち着かない。ソワソワする。
 ハワイを前にして、もはやゆったりした気持ちでなんかいられるわけがないのだ。それなのに、落ち着かないのは到着ロビーがいけないのだ、ということになった。到着ロビー……ここはすでにことを終えた人たちがいる場所だ。すべてが終わってしまった夢のない人たちがいる場所がいけないのだ、ということになった。となると、出発ロビーに行けば、こんな気持ちも変わるに違いない。いざ、出発ロビーに。
 かように、空港で2時間使うのは、たいへんなことである。