ハワイ大好きおじさんの〈ハワイ路地裏探検隊〉  by北嶋茂

『ハワイ大好きおじさんのアロハ!最後のわがままひとり旅』その後

ハワイ路地裏探検隊・・・といっても、時々、カラカウア通り歩きます。怖いから、ビルの谷間や暗い夜道は歩きません。そして、「隊」と名付けていますが、群れません。「ひとり隊」が基本です。そんな軽~い路地裏探検隊ですが、確かなのは、高級レストランや高級ホテルには出没しないこと。そして、移動は徒歩とバスが基本。そんなことだけが隊員規則かもしれません。 ハワイ話を中心に、たぶんそれだけではもたないので、日常のたわいもないこと(10円拾ったとか)を綴ります。さて、いつまでお店を開けていられることやら・・・。

カイルア〈出発前9〉

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カイルア・ビーチ・パーク辺り



 行けなくなったカイヴァリッジ・トレイルは、ぜひまた行きたい場所だった。トレイルからの眺めは、それはそれはすばらしい。しかし、問題は、通過するカイルアの街に、違和感を感じてしまっていること。

 それは、前回(2016年)カイルアに行ったときのことだった。いつものようにお店が建ち並ぶカイルア・ロードを抜け、カイルア・ディストリクト・パークのほうに歩いて行った。なにもない、つまらない道だ。それがまたカイルアらしくっていい。

 左手にある公園のほうに近づいて行くと、右側に巨大なコンクリートの集合住宅が現れた。高層階ではないけれど、広い敷地を使った大規模なものだ。その存在に驚くとと同時に、困ったものができちゃったなと思わずにはいられなかった。
 決して異様な建物ではないのだけれど、近代的過ぎて、どうもカイルアには似合わないと思えたのだ。カイルアも、ワイキキ周辺のように、新しいビルだらけになっていくのか、という拒否反応。
 初めてここに来る人には、なんら問題はないだろう。ただ、ひなびた昔のカイルアを愛する人には、ショックだ。どこもこうして変わっていくのだろうけれど、なんだか認めたくない。
 ここは、昔どんな場所だったのか、思い出そうとしても出てこない。つまり、思い出さないような、なんでもない場所だった(少し前の航空写真を見ると、大きな空き地だ)。

 カイルアは、まさしく高級住宅地。海辺の大きな邸宅に、決して親近感は感じないけれど、それなりによい眺めで楽しいものだ。そこには、独特なのんびりした空気が流れている。高級だけれど、どこかひなびている。身近なものではないけれど、なぜか暖かみを感じさてくれるのだ。でも、この建物は違う。それをいったら、切りがないのだろうけれど、どうしても抵抗したくなる。
 ここは、調べてると、カ・マラナイという名のコンドで、安くても80万ドルほどの物件だ。わぉっ! まさしくお互いに〝拒絶反応〟。
 
 そして、増える観光客や行き交うレンタル自転車の数。昔はこんなに日本人いなかったのになぁ~、となる。自分もそのひとりなのだけれど、そう思ってしまう。
 さらに、とどめを刺すと、カイルアから帰るときのバス停。なぜか毎回、ちと怪しい人がいる。危険じゃないけど、心地よくはない。そんな存在感。そんなバス停でのバス待ちが苦痛だ。
 
 そんなこんなで、カイルア、できれば行きたくない街になりつつある。当然、そんな街を通り抜けて行く、トレッキング・ルートはつらい。行けば、今まで書いてきたことなんか吹き飛ばされてしまうほど、いい景色を見られるのだけれど。そして、「サルベーション・アーミィ」は、楽しい店なのだけれど。