ハワイ大好きおじさんの〈ハワイ路地裏探検隊〉  by北嶋茂

『ハワイ大好きおじさんのアロハ!最後のわがままひとり旅』その後

ハワイ路地裏探検隊・・・といっても、時々、カラカウア通り歩きます。怖いから、ビルの谷間や暗い夜道は歩きません。そして、「隊」と名付けていますが、群れません。「ひとり隊」が基本です。そんな軽~い路地裏探検隊ですが、確かなのは、高級レストランや高級ホテルには出没しないこと。そして、移動は徒歩とバスが基本。そんなことだけが隊員規則かもしれません。 ハワイ話を中心に、たぶんそれだけではもたないので、日常のたわいもないこと(10円拾ったとか)を綴ります。さて、いつまでお店を開けていられることやら・・・。

サウスキング通りへ〔2018年4月6日(金):ハワイ4日目 52〕

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〈グッドウィル〉前のバス停

13時55分
 〈コーヒー・トーク〉を出て、〈グッドウィル〉前のバス停まで戻る。ここから1番バスに乗って、一度コンドに戻るつもりだ。

14時
 1番バス到着。なんと5分だけの待ち時間。こんなことで、大いに喜べる人であります。

14時10分
 サウスキング通りの〈ロングス〉近くのバス停でバスを降りることにした。いつもの〝閃き〟である。これで何度失敗したり、喜んだりしたことか。

 考えてみれば、この辺に来れば、食事を含めほとんどのものを揃えることができそうだ。この近くにホテルがあれば、ワイキキに用のない僕には便利この上ない地域ということになる。難点といえば、アラワイ運河沿いの散歩ができなくなってしまうことぐらい。それに、アラモアナSCとの連携がやっかいかもしれない。いずれにせよ、この辺にはホテルはなさそうだから、そんなことを考えても詮無いことなのだけれど。

 ここでバスを降りたのは、コンドに戻る前に、この近くにある〈ロス〉に寄ることにしたからだ。明日は、とうとう最後のハワイ。もう旅行鞄に結論を出さなければいけないようだ。
 ここにある〈ロス〉は穴場だと思っている。観光客は、まずいない。そのため、商品は豊富で荒らされていない。コンドまではちょっと距離はあるけれど、バッグを持って帰ることも可能だ。

 

トイレも居心地いいぞ〈コーヒー・トーク〉〔2018年4月6日(金):ハワイ4日目 51〕

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〈コーヒー・トーク〉のトイレ

 旅のメモもつけ終わり、トイレに行ってから店を出ることにした。

 昔、トイレには、大きなキーホルダーの付いたカギがあったけれど、今はない。キーホルダーといっても、小さなものでなく、(何が付いていたか忘れてしまったが)小さなカギに大きなしゃもじが付いているような、そんなアンバランスなものだった。持ち歩くというより、目立てばいい存在。そんなものを初めて見たときは、驚きとともに、妙にに感心させられた。

 トイレのなかに入って驚いたのは、見事に装飾されていたことだ。お店のコンセプトがあふれているといってもいいくらいの、装飾だった。ちょっと店内より派手な感じもするけれど、そこは〈コーヒー・トーク〉、なんだかたまらなく居心地いい。なんなら、ここでコーヒーを飲んでもいいくらいだ(ちと脚色)。

 トイレから出て、席に戻ると、バッグの口が開いたままで、財布も丸見えだった。盗難にあったわけじゃない。自分でそんな状態にしてトイレに行っていたのだ。なんて不用心だったことか。幸い、この店は、そんな愚かな行為も許された。

 ゆったりとした空気に包まれた〈コーヒー・トーク〉。どうか、ずっとこのままでありますように。

雑然さが安心感を生む店内〔2018年4月6日(金):ハワイ4日目 50〕

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〈コーヒー・トーク〉

 今日の〈コーヒー・トーク〉には、日本人観光客はいない。前回は、めずらしく『地球の歩き方』を持った女性達がいた。いるとうれしいような、残念なような、気持ち複雑。自分も同じ立場なのに、「日本人観光客が少ない方がいい」という気持ちがあるからだ。そんな偏狭な気持ちは、開拓者精神にもつながるから、まんざらマイナス面ばかりともいえない困ったヤツである。
 
 店内は、落ち着く空気に包まれている。ハワイっぽい、というのではなく、なんだか古きよきアメリカを連想させてくれるような造りなのだ。50年代、雑然、パイプの椅子、規則性なし、ガタゴト、そんなものがすべて混ざり合って、不思議なことに安心感を与えてくれるのだ。  
 これが、〈ボガーツ〉だと、こうはいかない。狭いことによる圧迫感、「仲間じゃないぞ」、そんなものが押し寄せてくる(ような気がする)。ただここは、ホテルから「ちょっとそこまで」できないなのがつらい。でも、だからいいということもある。

2.5ドルの大カップ・コーヒー〔2018年4月6日(金):ハワイ4日目 49〕

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デッカイぞ!

 〈コーヒー・トーク〉。コーヒーを持って、さてどこに座ろうかと回りを見回す。
 レジに向かって右側は、窓に囲まれ居心地がよさそうだけれど、いつも混んでいて座ったことがない。今回も同じだ。
 左側は、トイレ側となり、比較的空いている。その窓側の席が空いていたので、そこに陣取る。道路側がよく見える。景色がいいことは、幸せに通じる。

 コーヒーは、2.5ドル。安心価格だ。それに、カップはでっかくて、普通の2倍はあるだろう。お味は、最近流行の濃い系ではなく、アメリカン。なんだかほっとする味である。
 やっとコーヒーにありつけた。コーヒーが飲みたかったのだ。「おいしいなぁ~」と小声で囁く。それほど、うまかった。これは、ここのコーヒーだからというより、コーヒーというものへの賛辞。

 コーヒーを飲みながら、旅のメモを取る。これがなかなかできなくなっている。以前は、もっとこまめに記入していたのだけれど、だんだん無精を決め込んでいる。メモを取ることは、楽しくもあり、面倒でもある。解放されたいような、されたくないような。こんなことから足を洗うはずだったのだけど、結局やっている。

〈コーヒー・トーク〉〔2018年4月6日(金):ハワイ4日目 48〕

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〈コーヒー・トーク〉

13時35分
 〈グッドウィル〉を出て、しばらくカイムキ地区をウロウロしてから〈コーヒー・トーク〉に入った。喉も渇いたので、コーヒータイムだ。

 しばらくご無沙汰していたこのお店、できれば入って、コーヒーしたい店である。ここは、地元の人のたまり場なのだろうけれど、店内が広いせいか、排他的ではない。そして、いつまでも、ひとりでもくつろぐことができる数少ないお店だ。キラキラした装飾なし、大声の奇声なし、いたってアナログ。古きよき、昔風の喫茶店なのである。つまり、スタバしていない方向にある。

 レジでは、たかが一杯のコーヒーの注文が通じないで、2回も英語(たかだか、「コーヒー」という単語なんですがね)をしゃべらされた。こうして、英語恐怖症は深まっていく。さらには、向こうが発した値段が聞き取れず、レジの表示を見る羽目になった。「ああ、自己嫌悪」ということになるが、こうしたときは、英語のわかる店員さんを配してもらいたいと思うようにしている。
 ただ、ここのレジの周辺は、ワイキキ方面のようなピリピリした緊張感はなく、何回間違っても、何回聞き取れなくってもOKみたいな、ゆるやかな空気が流れている。そんな店員さん達なのである。だから、心配要らない。もう2~3回間違えたって、もう4~5回聞き取れなくたって・・・店員さんは怒らないに違いない・・・と思うけど、やってみる度胸はない。

スリル満載の〈グッドウィル〉〔2018年4月6日(金):ハワイ4日目 47〕

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〈グッドウィル〉

 そして、もうひとり、白人のとても太ったおじさん。この人も、まあまあ熱心に品物を見ていた。そういう意味では、やはり同好の士ということになるが、ちょっと困った人物でもあった。
 というのは、どうも変な臭いがするなと思うと、必ずそのおじさんがさっきまでいた場所であることに気がついたのだ。ウーン、これはあっち系の香り。ということは、そちら系の人なのかと、身なりを見ると、さほどではないけど、決してきれいではないという微妙な立ち位置だった。ここのお店は、すべての人に寛容だ。
 しばらくすると、おじさんは、鏡の前に立ち、上半身裸になって試着を始めた。えっ、そこで着ちゃうかい、という光景だった。おかげで、見事なお腹を見せていただき、変なことに感心してしまった。
 これが買われていけばいいけど、気に入らず、あるいは体型に合わないために、また売り場に戻されてしまったら・・・そんなスリルも潜んでいる〈グッドウィル〉。やはり、恐怖の館かも。
 
13時20分
 ペプシ・コーラのグラスやおじさん達から逃げるように店を出た。

〈グッドウィル〉の同好の士?〔2018年4月6日(金):ハワイ4日目 46〕

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〈グッドウィル〉

 商品はいいものを見つけられなかったが、そこは〈グッドウィル〉、ただで帰すことはしなかった。品物ではないが、おもしろい人物を配してくれていたのだ。それも、ふたりも。

 ひとりは、僕のように熱心に捜し物をしているアジア系のおじいさん。僕も店内をくまなく見ていてわかったのだが、行く所行く所で出会うのだ。つまり、彼もくまなく売り場を見ていたのだ。その見方は、なにかに取りつかれたように極めて熱心。眼光も鋭い。もしかして、商売にしているのだろうかと思わせるような取り組み方だった。

 同好の士のその姿は、自分の姿を見るようだ。自分もあんな姿で、店内を徘徊しているのだろうかと思うと、コワイものがあるが、「負けないぞ」と思ってしまうところが、もっとコワイ。

ペプシ・コーラのコップ〔2018年4月6日(金):ハワイ4日目 45〕

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カイムキの〈グッドウィル〉(’10)

13時
 カイムキの〈グッドウィル〉の前でバスを下車。当然のことように、そのまま〈グッドウィル〉に吸い込まれて行く。
 なにかないかと、熊のようにウロウロ店内を探し回る。しかし、結論からいってしまうと、結局なにも発見できなかった。

 ただひとつだけ気になったものがあった。古そうなペプシ・コーラのガラスのグラスだ。でかくて、分厚いガラスでできている。その形、重さから、相当古そうなことがわかる。値段は、たった99セント。値段はないに等しいし、買ってしまえばいいのだけれど、こんなものがどんどん家のなかに増えていく恐怖を思うと、手が引っ込む。。
 最近、そんなことも冷静に考えられるようになってきた。もし、これが我が家にやって来たら、どこに置かれるのか。想像するだけでも、楽しいというより恐ろしい。
 悩む。グラスを手に、「買っちまえ」、「いや、やめとけ!」と葛藤のあげく、コップは棚に戻された。昔だったら、絶対に買っていただろう。

 そして、今思うとですね、「嗚呼、買っておけばよかったなぁ~」ということになっている。なんだろう、あの魅力、あの魔力。ここには、そんなものが沢山潜んでいるのだ。静かに、じっとして。耳をすませると、そいつらのささやき声が聞こえてきそうなお店、〈グッドウイル〉、恐怖の館。

カム・ドライブイン・シアターのスワップミート

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カム・ドライブイン・シアター跡のスワップミート

 「カム・ドライブイン・シアター跡のスワップミート」と書いてから、パソコンのキーボードを叩いてみると、なんと2017年に終了していたんですね。これには、ビックリ。そういえば、もう10年以上行ってませんでした。

 一時期、ここを目指して足繁く通ったものでした。それこそ家族を連れてまで。目指すアイテムは、古いガラスのビン。ここには、沢山の掘り出し物がありました。
 今日の写真もそこで買ったものの一部です。左から、オアフ・ソーダ、ダイヤモンドヘッド・ビバレッジ、コーラ。
 「コーラなんかねぇ」と思ってはいけません。頭が高い! なんとビンの底に、「Honolulu」って刻印されているんです。もう、たまりませんっ! と、いうことになるのです。えっ、ならない? 困ったな。

 たぶんもう行くことはなかったと思いますが、なくなったとなると、ただただ残念なばかりです。
 で、なぜ閉鎖となったのでしょう。跡地の再開発、あるいは、こんなガラクタに振り向く人がいなくなったのでしょうかね。